Monthly Archives: 12月 2016

パリのカフェでおすすめは?場所や雰囲気などを体験して紹介

スポンサードリンク

カフェ発祥の地、パリのカフェに行ってみませんか?
今日では日本人にも馴染みの深い「カフェ」ですが、もともとはコーヒーを意味する「café (フランス語)」または「caffè(イタリア語)」が言葉の由来なので、ヨーロッパ圏の喫茶店の呼び名から広まったようです。

カフェ発祥の地でもあるパリ、その中でも今回はサン・ジェルマン・デ・プレ地区を中心におすすめカフェを探してみましょう。

サン・ジェルマン・デ・プレ地区は、サンジェルマン大通りに面して大きくそびえるサン・ジェルマン・デ・プレ教会のあるところです。542年にパリ司教の聖ジェルマンさんが建てた教会で、パリ最古の教会とされています。またこの教会がサンジェルマン大通りの名前の由来となっているそうです。

 


サン・ジェルマン・デ・プレ街並み

サン・ジェルマン・デ・プレ地区は、第2次世界大戦後にパリの文化活動の中心地となりました。それに伴って多くの芸術家や哲学者のたまり場となった老舗カフェがあります。
サンジェルマン大通りに隣接して並ぶカフェ、レ・ドゥ・マゴとカフェ・ド・フロールです。
歴史のあるカフェを始めとし、私が訪れて良かったカフェを何店舗か紹介したいと思います。

 

パリのカフェ~文化人が集った歴史を伝えるカフェ:カフェ・ド・フロール

植物が彩り華やかなイメージを持つ老舗カフェ、カフェ・ド・フロールの創業は1860年頃です。パリで最古のカフェの一つでもあります。
画家のピカソや哲学者のサルトルなどが通ったことでも知られていて、特に2階席はサルトルの書斎にもなったことがあるそうです。

お店自体は広めなのにテラス席も1階席、2階席も席がぎっしり敷き詰められていて狭い印象でした。昔から多くの人に愛されてきたお店のため、人気がすさまじいのですね。

店内はすごく賑わっていて、落ち着くという雰囲気ではありません。
美味しいコーヒーを飲みながら当時の雰囲気を楽しむところなのかも知れません。
店員さんも始終忙しそうにされていました。

私が注文したのはカフェラテなのですが、エスプレッソとフォームミルクが別々に来て驚きました。自分でカップに入れてエスプレッソの濃さを調節するというものらしく、味の好みがうるさい方にも喜ばれるように考えられているのかなと思いました。
カフェラテはエスプレッソもフォームミルクも良い風味で、とても美味しかったです。

カフェ・ド・フロール
172 Bd.St-Germain 75006 Paris

 


カフェ・ド・フロール

パリのカフェ~日本人にもお馴染みサロン ラデュレ ボナパルト店

日本でも大人気なマカロンのお店、ラデュレ。
ラデュレの創業は1862年、フランス・パリです。
結構な歴史のあるお店になりますね。

外観も可愛い雰囲気のお店のドアを開けると、まずはテイクアウト用のパティストリー・コーナーになります。味も色合いも種類が豊富なマカロンと、ケーキなどが美味しそうに並びます。

そしてその奥が、広々としたサロン・ド・テとなっています。アジア風のインテリアで統一された落ち着いた雰囲気です。

午前中に行くと、フレンチ・トーストが食べられるらしいという噂を聞いてお邪魔したのですが、あいにくその日は売り切れで、マカロンと紅茶のセットを注文しました。

マカロンはパティストリー・コーナーで直接選んだものが食べられます。
私は店員さんのお勧めで選んで頂いたマカロンを頂きました。
マカロンの美味しさと雰囲気に酔いつつ、良い時間が過ごせました。
次回はぜひフレンチ・トーストを食べたいですね。

ラデュレ ボナパルト店

21 Rue Bonqpqrte 75006 Paris

 


ラデュレ ボナパルト店外観


ラデュレ ボナパルト店:マカロン

パリのカフェ~緑溢れる癒し系サロン:ラール・グルマンド

ドフィーヌ通りから門をくぐって入ったところの石畳の小道にある緑溢れる入口が可愛い印象のサロン・ド・テ、ラール・グルマンド。

店内は中2階もあり、落ち着いたナチュラルテイストです。種類豊富な紅茶と手作りケーキを頂き、のんびりとくつろげます。紅茶のティーカップが花柄でとても可愛かったです。

素敵な空間で頂く、紅茶やケーキは格別に美味しかったです。
近くに学校があるので学生さんが勉強の合間に休憩しに来ていました。
店長さんらしきおじいさんも陽気な方で楽しかったです。

ラール・グルマンド
22 passage Dauphine 75006 Paris

 


ラール・グルマンド外観


ラール・グルマンド店:ケーキ

パリのカフェ~ちょっと豆知識:カフェとサロン・ド・テの違いとは?

サロン・ド・テとはフランス語で「喫茶店」の意味で、カフェと同じ意味を持ちます。
大まかに分けると、サロン・ド・テとカフェの違いは、サロン・ド・テはケーキなどのスイーツとお茶を楽しんだり軽い食事をとったりするお店、カフェはアルコールも含む飲み物や食事を提供するお店です。

甘い物を食べてお茶したいのであればサロン・ド・テ、軽く食事をしながらお茶したいのであればカフェ、と用途に応じて選んでみてください。

 

まとめ

少しでもサン・ジェルマン・デ・プレ地区のカフェの魅力が伝わって、カフェ選びの手助けになっていれば嬉しいです。
ぜひゆっくりとしたカフェタイムを楽しんでくださいね。