パリで開催される大人気のエキスポといえばチョコレートの祭典、サロン・ド・ショコラです。日本とは違ってバレンタインデーの時期ではなくクリスマス前のシーズン、10月末から11月にかけて開催されています。
今回は世界最大のチョコレートの祭典、サロン・ド・ショコラについてご紹介していきます!
パリ市内からは少しアクセスが悪い郊外との境目の会場で開催されるサロン・ド・ショコラ。いつもは人が少ない地域ですがサロン・ド・ショコラ開催中は平日でも多くの人で賑わいます。
エキスポ会場は東京ドームの10倍以上の広さととにかく広大です!
会場内に大きな建物がいくつかあり、いろいろなエキスポが開催されていて、その内のひとつでサロン・ド・ショコラ(Salon du Chocotait サロン・デュ・ショコラ)が開催されています。
エキスポ会場は広大ですがサロン・ド・ショコラが開催されている建物には大きなポスターが貼られているのでそれを目印に行けば迷うことはありません。
平日でも行列必須な人気のエキスポなため、来場前にインターネットの公式サイトで前売り券を買う方が良いかもしれません。
名前の通りまさにチョコレートの『祭典』!!会場に入ると甘い香りと共に数々のチョコレートが迎えてくれます。
どこのスタンドも特色あるチョコレートが並ぶのですが、こんな風に大きなチョコレートのオブジェを飾ると写真を撮る人でお店の前に人だかりができます。もちろん各スタンドではチョコレートの試食ができます。
ただチョコレートの試食をしているとその濃厚な味からか水分が欲しくなります。毎年サロン・ド・ショコラへ訪れていますが、会場内はいつも熱気で盛り上がっており、非常に暑いです。
暑いとますます飲み物を買いたくなるのですが、どこのスタンドもチョコレートばかりで飲み物を売っているところはほとんどありません。
そのためエキスポ会場に行く前にどこかで飲み物を購入されることをオススメします。会場に入る際に荷物のチェックはありますが、飲み物を没収されることはないので安心して下さい。
また、甘いものばかり食べているとしょっぱいものや辛いものが欲しくなることもあるので少し持って行くと飽きずに試食をできる(笑)でしょう!?
王様のチョコレート、という名前のショコラティエ。こちらのスタンドでは店員さんたちが店名にちなんで中世の王族衣装に身を包み商品をアピールしています。
こちらのショップのように普段パリにお店を構えていないショコラティエも出店するのでパリっ子たちも、サロン・ド・ショコラで新しいチョコレートに出会うことを楽しみにしています。
また、サロン・ド・ショコラに出店しているお店の3分の1は日本人ショコラティエなのでは!?と言っていいほど日本勢の勢いがすごいです。
パリにもお店をいくつも構えるサダハル・アオキはもちろん、辻口博啓、鎧塚俊彦さんといった有名パティシエもシェフ自ら会場に足を運び自身のチョコレートを宣伝しています。
サロン・ド・ショコラ内でもひときわ大きなブースを構えているスタンドがあるな、と思ったらなんと日本の明治製菓!
私が訪れた時はちょうど新しく発売されたチョコレートのPR活動をしていたようで一箱丸々試食に配っていたほど太っ腹でした。
フランスのショコラティエの間でも抹茶や柚子、きな粉のような日本の食材を使ったチョコレートは大人気です。
先ほどもお伝えしたようにエキスポの会場内は意外に暑いので、サダハル・アオキの抹茶ソフトクリームを食べている人をとにかく多く見かけました。
抹茶を野菜と思っているのでは?!と思うほどフランス人たちは抹茶が健康にいい、と意識しています。ちなみにフランスでも抹茶はMATCHA。日本と同じ発音で通じます。
世界最大のチョコレートの祭典、サロン・ド・ショコラ。サロンでは日本人ショコラティエがマイクを持ってステージで講演していたり、チョコレートのファッションショーがあったりとただチョコレートを試食できるだけではありません。
開催期間は短いですが足を運ぶ価値は大アリですよ!